« January 2005 | Main | March 2005 »

February 26, 2005

「いろは歌」の本当の意味!

hana_suisen2.20ca

「いろは歌」は仮名文字を重複使用しない歌で「色は匂へと散りぬるを・・・」の歌は、その最高傑作として古来広く国民に親しみよまれて今日に至っています。

「色は匂へと 散りぬるを 我か世 誰そ常ならむ
有為の奥山 けふ越えて 浅き夢みし 酔ひもせす 」

これはじつは「夜叉説半掲(やしゃせつはんげ)」というお経を翻訳したものらしい。
お釈迦様が前世で雪山童子と呼ばれていたころ、夜叉が口ずさんでいた歌!

前半はこちらから見た死を!
すなわち、花の色が衰えていつしか散るように、あんなに元気だった人でもやがて死ぬ。
そのことを、じつに綺麗に表現していますね。

そして、後半がじつは本人にとっての死の描写を歌っているのですよ!
すなわち、人は自分勝手に正しいと信じて、その有為なる道を山に登るように進んでいくのです。
そして、その有為の奥山を今日越えた!つまり、今日死んだと言うことだったのです。
しかも、死んだ直後か、これから死んでいく過程で、その本人が、死んで見ると、なんだかすべてがはっきり見え、そこから振り返って、これまでの人生を見ると、まるで浅い夢、あるいは酔っ払っていたとさえ思う。
ということで、これからは「浅い夢は見るまい!酔っ払いもするまい!」と宣言しています。

昔の日本では「あいうえお」でなく、小学校に入るとこの「いろはにほへと」で文字を習って来ました。
小さいときはその意味はわからなかったけど、日本人の心の奥底にはこの歌がしみこんでいるのではないだろうか?

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« January 2005 | Main | March 2005 »